本記事を読んで頂きたい方
本記事は以下のような方に読んで頂きたい内容になっています。
- そもそも「マイル」って何?って言う方。
- マイルと共通ポイントって何が違うのと思っている方?
- マイルに興味があるけど貯めやすく使いやすいの?って思っている方
マイル(マイレージプログラム)とは?
マイル、マイレージプログラムと言うのは航空会社が自社を利用してくれる人に対して提供するサービスです。
もっと自社を利用して欲しい、顧客を囲み込みたいと考える各航空会社が独自に提供しているサービスの総称を「マイレージプログラム」と言っています。航空会社の会員になることで「マイレージプログラム」に参加出来ます。
そして、登録した航空会社のサービスを利用することでマイル( = ポイント)が貯まります。
共通ポイントとは?
共通ポイントとは、複数の店舗で使える・貯める事が出来るポイントの総称です。
代表的なものだと、楽天ポイントやVポイント、Pontaポイント、dポイント、WAONポイント、nanacoポイント、 JRE POINTなどが該当します。
私達、消費者からしたらある特定の店舗でしか使えない貯められないポイントより、貯める・使える場所が多い共通ポイントを貯める方が利便性ありますよね。
マイルと共通ポイント、何が違うの!?
マイルも端的に言えば航空会社のサービスを利用することで得られるポイントであることに変わりはありません。
では、マイルと共通ポイント、何が違うのか?
それは一言で表すと、1マイル=1円ではない、と言う事です。
前述の共通ポイントを使うとき、仮に500ポイントを使うとしたら500円分としてしか利用出来ません。
(*一部例外はあります。)
これに対して、マイルは基本的に特典航空券に交換することで1マイルが1円以上の価値を持つ状態になります。
まだマイルの事をよく知らない、と言う貴方にとってはイメージし辛いと思いますので、実例を出して説明しますね。
僕は8月に息子と二人で1泊2日のプチ旅行に出掛ける予定が有り、その際、往復飛行機を使います。
僕の住んでる地域の最寄空港は仙台空港です。
旅の目的地は京都ですが、京都に空港は無いので仙台空港から伊丹空港まで飛行機で移動、その後空港リムジンバスで京都へ向かう予定です。最終目的地は京都鉄道博物館です。(話は逸れますが僕も息子も電車好きです。)
完全に思い付きで決めた旅行なので飛行機の予約を入れたのはホントについ最近の事ですが、往路は特典航空券が発券出来たので無料です。
復路は実費です。約2か月前の予約なので片道分だけでも特典航空券が取れたのはラッキーでした。
以下の画像は今日現在の仙台~伊丹間の航空券の料金です。
最安値が表示されている17:35発の便を見てみましょう。
予約変更が出来るフレックスDの料金だと大人1名、小児1名で約82,000円、
最安値であるスーパーバリュー45Lで約22,000円となっています。

僕は14,000マイルを使ってスーパーバリュー45Lの約22,000円のチケットを特典航空券に交換しました。
つまり、22,000円するチケットを14,000マイルで買った、と言うことになります。
この場合、1マイルを約1.5円として使ったことになります。(計算式:14,000÷22,000 = 約1.5円)
仮にフレックスDの料金でしかチケットが買えなかった場合でも特典航空券なら2人分とれたとします。
その場合、2人分合計で約8万円の支出になりますが、特典航空券であれば同じマイル数で交換が可能なので
14,000マイルで交換出来ます。
(これは、フライト距離により特典航空券発券に必要なマイル数と言うのが決っている為です。)
つまり、現金で購入する場合は金額の変動が有るのに対してマイルで特典航空券に交換してチケットを購入する場合は必要になるマイル数は変わらない、と言う事です。
8万円のチケットが14,000マイルで特典航空券に変えられる、この場合、1マイルを約5.7円として使ったことになります。(計算式:80,000÷14,000=約5.7円)
この様に、”1マイル”と言うのは特典航空券に変える際に1円以上の価値を持つ事になるので、飛行機に乗る際に
現金を貯めてチケットを買うよりマイルを貯めて特典航空券に交換する方が圧倒的にお得だと言う事です。
共通ポイントではこう言った使い方は出来ず、1万ポイントは1万円としてしか使えませんが、1万マイルは特典航空券に交換する時、上述の様に1円以上の価値を持つ、と言うと言う違いが有ります。
では、国内ではどのようなマイレージプログラムがあるのでしょうか?以降で紹介します。
国内のマイレージプログラム
日本国内ではANA(全日空)とJAL(日本航空)がマイレージプログラムを提供しており、
その名称は「ANAマイレージクラブ」と「JALマイレージバンク」です。
「ANAマイレージクラブ」は英語表記だと「ANA Milage Club」となることから”AMC”と表現される事もあります。
「JALマイレージバンク」は英語表記だと「JAL Milage Bank」となることから”JMB”と表現される事もあります。
本記事では以下、「ANAマイレージクラブ」は”AMC”、「JALマイレージバンク」は”JMB”と表記させて頂きますね。
どちらも以下のような特徴があります。代表的なポイントに絞って解説しますね。
- どちらも入会金や年会費は無料。
- 飛行機に乗ることで各社が提供するマイルが貯まる。
- フライト以外でも各社が提供するサービスを利用することでマイルが貯まる。
- クレジットカード(ANAカード、JALカード)の利用でマイルが貯まる。
- 家族のマイルを合算出来る仕組みが有る。
- 会員ステータス制を導入している。
以上が代表的な特徴です。以下でもう少し具体的な解説をします。
AMC、JMB共に専用の入会ページに氏名、性別、誕生日、住所等を入力し、会員規約、プライバシーポリシーに同意することで会員になることができます。
上述の通り、入会金・年会費は無料なので、陸マイラー活動をゼロから始める場合まずはAMC会員、JMB会員になることが最初の一手となります。
ANAかJALどちらのマイルを貯めるのか?これは貴方のお住まいの地域や行ってみたい地域にどちらの航空会社が就航しているか、等により異なりますので、急いでどちらを貯めるかを決める必要はありません。まずは会員になるところから始めましょう。そこがスタートラインになります。
*上記はANA,JAL公式HPからの引用リンクになります。
マイルは、飛行機に乗ることで貯まります。
別途マイル積算のされ方について記事を書く予定なので本記事では割愛させて頂きますが、フライトで貯まるマイルはそこまで多くありません。
物凄くザックリ書くと、フライト距離と座席クラス(エコノミー/ビジネス/ファーストなど)に応じたマイル積算率によって決まりますが、国内線に関して言えばお一人様旅行だと数100マイルくらいしか加算されません。
国際線だと、行先にもよりますが、フライト距離が長い分、国内線よりは多く貯まります。
マイルはフライト以外でも貯まります。本記事はマイルの事を知ってもらう事を主目的に書いているので、あえて詳細は書きませんが、フライト以外でマイルを貯めるにはどんな方法があるか?を概略だけ記載します。
フライト以外でマイルを貯める方法
- ANAやJALが提供するショッピングサイトを経由してお買い物をして貯める
- ANA電気、JAL電気と言ったサービスを利用して貯める。
- ANAやJALが提供する金融サービスを利用して貯める。
取りあえず3点ほど書きましたが、他にも色々あります。その内容もいずれ記事にしたいと思います。
ANAやJALが各国際ブランド(VISA,Mastercrd,JCB,AMEX等)と提携して発行しているクレジットカードの利用でマイルが貯まります。所謂ANAカード、JALカード、と呼ばれているクレジットカードです。
またはマイルに交換出来るポイントが貯まるクレジットカードの利用でもマイルが貯まります。
いざ、マイルを貯めようと思った時に選ぶべきクレジットカードが無数に有り、どれを選べばよいのか?が悩みどころとなります。
何故なら、貴方のライフスタイルや旅行時に何にお金を使いたいかで持つべきクレジットカードが違う為です。
ですので、今開設の準備を進めている僕の相談窓口をうまく利用して頂きたいと思っています。
貴方のライフスタイルや旅行に対する考え方等を伺った上で、候補をいくつか提案させて下さい。
ANA,JAL共に名称は異なりますが、家族が貯めたマイルを合算して利用出来る仕組みがあります。
ANAであれば「ANAカードファミリーマイル」
JALであれば「JALカード家族プログラム」
と言う名称で親会員はANAカード又はJALカード本会員である必要が有りますが、それ以外のご家族はクレジットカードを発行していなくても、各々の航空会社のマイレージプログラム会員であれば家族として登録出来ます。
18歳未満の方はクレジットカード発行できませんが、ANAもJALもマイレージプログラムに参加(登録)することは可能です。僕自身、子供が2人いて小学生なのでクレジットカードは持てませんが、ANA、JAL双方のマイレージプログラムの会員になっています。
飛行機に乗るとマイレージプログラム会員1人1人に対して「搭乗ボーナスマイル」と言うものが加算されますので、それが次の旅への試金石になります。
もし貴方にご家族が居て、これからマイルを貯めようと思っているのであれば、家族プログラムもマイルを貯める有効な手段と成り得ますので是非ご検討されてみては如何でしょうか?
詳細は別途記事にしたいと思いますが、まずは概要を知って頂きたいので、是非、以下のボタンクリックでANA、JALの家族プログラムの概要をチェックしてみて下さい。(何れも公式HPへのリンクです。)
*上記はANA,JAL公式HPからの引用リンクになります。
会員ステータス制と言うのは、一言で言うと沢山飛行機に乗ってくれた、飛行機以外のサービスを利用してくれた人に対して旅行時に様々な優遇処置を用意している、と言うものです。
そしてステータスにもランクが有り、ランクが上がれば上がるほど空港内での過ごし方が快適になったり、優先搭乗出来たりと提供してもらえるサービスが増える航空会社の言わばお得意様用の制度です。
本記事はマイル初心者~中級者の方に向けて書いているので、敢えてこの記事でその詳細を記載することはしません。
「そう言う制度もあるんだな」、くらいに思っておいて頂くだけで今は十分かな、と思います。
本記事のまとめ
それでは、本記事の纏めです。
- マイルとは各航空会社のマイレージプログラムに参加している会員に対して各々の航空会社が提供しているサービス(フライトやその他サービス)を利用することで得られるポイントを指す。
- 共通ポイントとの違いは「1マイルは特典航空券に交換する際、1円以上の価値を持つ」と言う点。
- マイルを貯める手段は複数ある。コツを掴めば貯めやすく、使いやすい。
(コツ、については僕も今色々勉強中ですので、追々シェアさせて頂きます。)
最後までお付き合い頂き有難うございました。
次の投稿では少し突っ込んだ話題として、どれくらいのマイルを貯めれば特典航空券と交換できるのか!?
をANA国内線で使用することを想定して何パターンかシミュレーションするような記事を書きたいと思います。
ある程度明確な目標値を提示させて頂くことで、”マイルを使った旅”のイメージを持って頂くことが出来るように執筆、頑張ってみます。
不明点などあればコメン欄等でお気軽にお問い合わせください。
LINEの相談窓口は今鋭意準備中ですので、もう少しだけ、お待ち頂ければと思います。