本記事を読んで頂きたい方
本記事は以下のような方に読んで頂きたい内容になっています。
- 陸マイラー活動を始めたいけど、航空系カードの種類が多すぎて困っている方
- 既に陸マイラー活動をしているけど、今使っているカードが自分にマッチしているか分からない方
- 陸マイラー活動以前に、クレジットカードを作るのが初めての方
結論:マイルを貯めるのに最適なカードを確定させるのは難しい。
明確な答えを求めていた方には申し訳ありません。
世の陸マイラー先駆者の方のブログを見ると、ANAマイル貯めるならこれだ!JALマイル貯めるならこれだ!
と言うのを宣言されてその魅力を発信されてる方も居られます。
それ自体を否定するつもりはないですが、僕の考えとしては、「これが絶対!」みたいなものは無いと考えています。
何故なら再三当ブログで書かせて頂いている通り、読者の方1人1人の居住地や家族構成、一人暮らしなのか家族全員同じ屋根の下で暮らしているのか、旅行に対する考え方、要するにライフスタイルや価値観が異なるからです。
読者の皆さん、年齢やライフスタイル、価値観が異なる上に、一部のカードを除き、数1,000円から高いものだと10万円を優に超える年会費が掛かるものもあるので、万人にFitする、「これ選んどけば間違いない」カード、なんてものは無いと思っていますし、FPとしてのは、いくらマイルがザクザク貯まるカードがあったとしても、年会費が高く、貴方の日常生活が変わってしまっては意味が無いと思っています。
僕の妻も20年くらい年会費無料のイオンカードを使っていたので、年会費が発生するカードに対するある種の拒否感みたいなものをもっていました。
探りを入れる意味もあって、僕が妻に「クレジットカードの年会費、いくらまでなら許容出来る?」って聞いた時の答えが「無料に越したことは無いけど、何か目的があって、それをするのに年会費が掛かるクレジットカードが必要なら、可能な限り抑えて欲しい」と言うものでした。
個人的に妻の回答はまっとうな答えだなと思うと同時に、恐らく年会費無料のクレジットカードを長年愛用されてる方は概ね似通った答えになるだろうな、とも思いました。
当ブログの基本コンセプトの1つ、「今の生活水準を変えない」と言う観点から貴方の生活が”クレジットカードの年会費を払うため”にめちゃくちゃ節約しなければならなくなった、となってしまっては本末転倒なので、特定のカードをお勧めしたりはしません。
そもそも、FPと言う仕事はお客様の暮らしや資産を守る・増やす・向上させる為のアドバイザーなので、ある特定のサービスを押し付けたりするのは3級レベルの僕が言うのも何ですが、FP失格だと思っています。
勿論、先輩陸マイラーの方のブログを見て、貴方のライフスタイルや価値観と一致していれば、その方のお勧めするカードを利用されるのが良いかと思います。
本記事ではザックリ言うとカード選びに迷っている、悩んでいる方にある一定量のカード選びの視点を明示させて頂いた上で、恐らくそれだけでは貴方にマッチしたクレジットカード決定には至らないと思うので残りの課題なり不安を僕と一緒に考え、解決し、納得出来たクレジットカードを選んで陸マイラーデビューしませんか?と言う着地点になるよう記事を書いていきたいと思います。
損益分岐点と言う考え方
では、何を基準にクレジットカードを選ぶか?その1つの指標になるのが損益分岐点です。
読者の皆さんは【損益分岐点】と言う言葉をご存じでしょうか?
事業の大小を問わず企業経営者や、経営者でなくとも経営に関わる所謂企業の上層部の方であれば自社の経営戦略を立てる上で重要な指標の1つとなるもので、読んで字の如く、損(損失)と益(利益)が分かれる点(金額)の事で企業の場合は売上と売り上げを得るために必要な費用(固定費や変動費の合計)が等しくなる点の事を言います。
つまり、その点(金額)を上回れば、「利益が出た」、下回れば「損失が出た」と言う事になります。
企業の場合の損益分岐点は色々な要素が絡んできて複雑ですが、クレジットカードの損益分岐点は比較的単純な計算式で算出すことが出来ます。
クレジットカードの損益分岐点の計算式:損益分岐点 = 年会費 ÷ ポイント還元率
いくつか実例を交えて解説します。
- 年会費無料のクレジットカードの場合
一般的なクレジットカードの場合、ポイント還元率は0.5[%] に設定されているものが多く、ポイント還元率1.0[%]を超えてくると、高還元率カードと言われる部類になります。
年会費無料のカードの場合、上述の計算式、【損益分岐点 = 年会費 ÷ ポイント還元率】の”年会費”の部分が”0 [円]”なのでポイント還元率が0.5[%]のカードにおける損益分岐点 = 0 [円] ÷ 0.5 [%] = 0 [円]となります。
損益分岐点の考え方からすると、損益分岐点を境にそれ以上の利用額であれば利益が出る(つまりお得、と言う事)、
損益分岐点を下回る利用額だと損が出る、と言う事になりますが、0 [円]を下回る利用(お買い物)って普通は無いですよね。(何かを買えばその商品の値段が発生する為)
年会費無料のクレジットカードの場合、そのクレジットカードを使えば使うほどお得、と言う事になりますね。
年会費無料のクレジットカードの代表格と言えば楽天カードがありますよね。
楽天カードは年会費無料でポイント還元率が1.0 [%]なので、使えば使うほど楽天ポイントが貯まる、損得を気にせず使える優秀なクレジットカードです。マイルを貯めるのに効果的か、と言うのとはまた別の話ですが・・・ - 年会費が掛かるクレジットカードの場合
では、年会費が掛かるクレジットカードの場合はどうでしょう?
例として出した年会費無料でポイント還元率も1.0 [%] と悪くは無い楽天カードですが、年会費のかかるカードも発行しています。
①年会費2,200円(税込)の楽天ゴールド ⇒ 個人で申し込み可能
②年会費11,000円(税込)の楽天プレミアムカード ⇒ 個人で申し込み可能
③年会費33,000円(税込)の楽天ブラックカード ⇒ 個人で申し込み不可。(招待制のカード)
本記事でお伝えしたい事とはちょっと路線が違うのでサラッと書く程度にしますが、どのカードでも基本的にポイント還元率1.0 [%] と言う点は変わりません。
違いは限度額や付帯サービスの内容です。(旅行保険の充実度合いやグルメ系のサービスの有無など)
年会費が掛かるカードをあまり利用した事のない方にとって、「え!?お金取っといてポイント還元率が同じなの!?損じゃない!?」って思う部分もあるかと思います。
確かに、ポイント還元率だけを見るとそう捉えるのが普通かなと僕も思います。
でも、かつて楽天ゴールドカードを保有していれば楽天市場でのネットショッピングで+4倍(+4%)のポイント還元率になる、と言う時期が有りました。
現在はどの券種でも+2倍で統一されていますので、無料カードご利用中の方はそのままで良いと思います。
こうなってくると年間の楽天市場でのお買い物の合計金額によっては無料カードよりゴールドカードを持っていた方がお得になるパターンが出てきます。
ではいくら以上楽天市場でお買い物したらゴールドカードの方がお得になっていたか、損益分岐点と言う側面から見てみましょう。
楽天ゴールドカードの損益分岐点:年会費(2,200 [円]) ÷ ポイント還元率(5 [%]) = 55,000 [円]となります。
つまり、楽天市場で年間55,000円以上使っていた方であれば、年会費を回収しつつ、楽天ゴールドカードの付帯サービスも利用出来た、と言う事になります。楽天ゴールドカードの付帯サービスで旅行関連だと読者の貴方が旅行で飛行機に乗る際、無料カードには付帯していないサービスである、空港内のカードラウンジを利用できる、と言うのが最も分かりやすいサービスでしょうか。
大事なことなのでもう一度書きますが、楽天SPU(スーパーポイントアッププログラム)の仕様変更により、
現在(2025/07/13時点)はカード券種(無料・ゴールド・プレミアムなど)によるポイントの付き方に変わりは無くなったので、もし今、貴方が年会費無料の楽天カードをご利用の場合、楽天ゴールドカードの付帯サービスに魅力を感じないのであれば、そのまま無料のカードを利用されることをお勧めします。
現在利用中のクレジットカードで損益分岐点を計算してみる
ここまで記載させて頂いた内容を基に、貴方が年会費の掛かるクレジットカードをメインカードとしてお使いの場合、
損益分岐点を計算して、年間決済額との差を見てみるとそのカードを使う事で年会費を回収し、それ以上のポイントを得られているかが分かるかと思います。
勿論、クレジットカードにはポイント還元以外にも様々な付帯特典があるので、例え損益分岐点を計算して、ポイント面では多少損をしていても付帯サービスを使うことで、ポイント面の損を相殺又はそれ以上のお得を感じているのであれば、それはそれで有りだと思います。
逆に、ポイント面でも損をしていて付帯サービスもほとんど使っていないようであればクレジットカードの見直しをお勧めします。
クレジットカードの見直しと言っても、中々貴方にとってメリットの多いクレジットカードを数多有るクレジットカードの中から見つけ出すのは難しいと思います。
そんな時は是非、LINEでお友達登録して頂き、僕に貴方のお手伝いをさせて下さい。
当ブログをご覧頂いている方の多くは恐らく、マイルに対して大なり小なりご興味をお持ちの方だと推察します。
マイルを貯めるのなら、まずは王道の航空系のクレジットカード利用がお勧めですと、前回の投稿にてお伝えしましたが、勿論、それが絶対ではないので、今貴方が陸マイラー活動を始めようよしているいけど、どのレジットカードを選べばいいか悩んでいる、既に始めているけど使っているクレジットカードがホントにベストチョイスなのか分からないなどあれば是非当ブログに設置したLINEのお友達登録ボタンからお友達登録してみて下さい。
微力かもしれませんが、貴方のライフスタイルやお考えについて10問のアンケートを基に全力で貴方にぴったりのクレジットカード探しをフォローさせて頂きます。
アンケートだけでは分からない部分は個別チャット等で色々お聞きしながら進めていく形になります。
本記事のまとめ
それでは、本記事の纏めです。
- マイルを貯めるのにBestなクレジットカードを1枚に絞るのは難しい。
- 今利用しているクレジットカードでポイント面で得をしているかどうかは損益分岐点を計算し、損益分岐点と貴方のそのクレジットカードの年間決済額を比較すると分かる。
- 陸マイラー活動をこれから始める、又は現在進行形で陸マイラー活動をしているけど使っているクレジットカードが本当に適正なのか?悩んだり迷ったりしたら僕にも協力させて頂きたい。
陸マイラーとしてデビュー又は挫折することなく陸マイラー活動をする為に僕にも協力をさせて下さい。
最後までお付き合い頂き有難うございました。
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